私は、あと数年で年金をもらえる年齢になります。
毎年「ねんきん定期便」が郵便で送られてくるんですが、みなさんは、この「ねんきん定期便」を紙で受け取っていますか?(経費節減のため、WEBを利用してペーパーレス化するように、協力が呼びかけられています。)
ねんきん定期便とは
「ねんきん定期便」とは、毎年誕生月に送られてくる、自身の年金記録を記載したお知らせです。
普通は郵便で送られてきます。
お知らせの内容は、年齢によって異なります。

私は59歳になったときに、A4サイズの封筒が送られてきました。記載されていたのは下記の項目です。
保険料納付額
年金加入期間
老齢年金の種類と見込額
年金加入履歴
月別状況(全期間)
65歳からもらえる見込みの金額が書かれています。
WEBサービス「ねんきんネット」
「ねんきん定期便」の内容は、WEBサービス「ねんきんネット」でも見ることができます。(最初に登録が必要です。)
ねんきんネット
https://www.nenkin.go.jp/
ご自身の年金記録の確認
将来の年金見込額の確認
電子版「ねんきん定期便」の確認
年金の支払いに関する通知書の確認
国民年金保険料に関する通知書の確認
電子版「被保険者記録照会回答票」の確認
「ねんきんネット」による追納等可能月数と金額の確認
通知書の電子データをマイナポータルで受け取る設定
届書の電子申請
(https://www.nenkin.go.jp/n_net/introduction/summary.htmlより)
ねんきん定期便のペーパーレス化
郵送での「ねんきん定期便」は、特に指定しなければ、毎年送られてきます。
「郵送してこなくていい」という方は、前述の「ねんきんネット」から登録して、ハガキ版「ねんきん定期便」の郵送停止登録ができます。
日本年金機構は、「経費節減のためにペーパーレス化にご協力ください」と呼びかけています。
「ねんきんネット」では下記のように呼びかけられています。(2024年7月時点)
以下の通知書について、ねんきんネットから通知書の内容確認が可能です。
紙の通知書がなくてもいい方は、ペーパーレス化(郵送の停止)の設定をお願いいたします。
環境に優しいペーパーレス化にぜひご協力ください。
・「ねんきん定期便」
・「社会保険料(国民年金保険料)控除証明書」(以下「控除証明書」という。)
・「公的年金等の源泉徴収票」(以下「源泉徴収票」という。)
WEBなら、郵送されてくるものと同じ書類を、好きなときにいつでも確認できます。
ねんきん定期便を確認して良かった
59歳のときに送られてきた書類を見て、私は自分が受け取る年金の額(予定)を初めて自覚しました。
それまでも「ねんきんネット」のWEB上で試算したことはあるのですが、試算にはシステム上の制約があるため、正確な額が出ないんですよ。
私の場合は、システム上の制約によって「試算に反映されない加入期間」というものが発生しています。そのため加入期間が短いものとして計算されるので、もらえる「老齢基礎年金」の金額が少なく表示されてしまうのです。

(年間で10万円以上違ってた…)←私には大きな違いです
だから、郵送(または「ねんきんネット」で見られる郵送と同じ書類)の「ねんきん定期便」で確認する必要があるのです。
【注意】年齢によっても状況が異なるかもしれません。
【参考】
「ねんきんネット」の年金見込額試算と年金事務所での試算は、基にしている情報が異なる場合やシステムの仕様等による制約事項が生じる場合があるため、それぞれの試算結果が異なることがあります。また、以下の条件に該当する方は金額が異なることがあります。
過去に共済年金加入記録がある方または共済年金加入中の方
加給年金や振替加算の支給対象となる方
離婚分割記録がある方
厚生年金基金加入記録がある方
70歳以上で老齢厚生年金の繰下げ待機期間中の方
(https://www.nenkin.go.jp/faq/n_net/mikomigaku/shisan/20140325-01.html)

上で挙がっている、
・過去に共済年金加入記録がある方または共済年金加入中の方
・加給年金や振替加算の支給対象となる方
・離婚分割記録がある方
・厚生年金基金加入記録がある方
・70歳以上で老齢厚生年金の繰下げ待機期間中の方
は、注意してください。
ご注意
以上は私個人の体験談です。何か勘違いをしているかもしれないので、正確な情報ではないかもしれません。
年金に関することは、年齢(世代)や過去の加入歴などによっても取り扱いが異なりますし。