「間違って振り込んでしまった。お金を返してほしい」と言われたら…

世の中のこと

犯罪に巻き込まれないために、普段から気をつけておきたいことの一つです。

「あなたの銀行口座に、間違って振り込んでしまった。お金を返してほしい。」

そんなふうに言われたら、どうしますか。

正直にお金を返してあげたら、自分が警察に捕まる可能性があるそうです。

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銀行口座を使った犯罪

前提として「銀行の口座番号と連絡先を知られている」場合の話になります。

例えば、SNSでたまに見かける「現金プレゼント」に応募して当選すると、口座番号と連絡先が相手に知られますよね。

「あなたの銀行口座に、間違って振り込んでしまった。」

こんな連絡が突然来たら、驚きますね。

自分の口座を確認して本当に大金が振り込まれていたら、連絡してきた人を信じてしまいます。

そして「申し訳ないが、返してほしい。」と言われたら、「それはお困りでしょう。わかりました。」と律儀に全額を返してしまうでしょう。

「間違いのないように、現金を引き出して、直接手渡しで返してほしい」と言われても、特に不審に思わない人も多いかもしれません。

でもね、直接手渡しで返しちゃダメなんですって!

なぜ返してはダメなのか

なぜ、現金で返してはダメなのか。

それは、「間違って振り込んだ」ではない可能性があるからです。

本当は「詐欺でだまされた被害者が振り込んだ」だったという事例があるそうです。

意味がわかりますか?

説明すると・・・

振り込み詐欺が多発していることは、皆さんもよく耳にしていると思います。

その振り込み詐欺の「振込先」として、自分の口座を使われてしまうのです。

「返してくれ」と連絡してきた人が犯人です。

その犯人に現金を渡してしまったら、犯罪はそこで完遂です。

その後、あなたのもとに警察がやってきて、あなたが犯人ではないかと疑われるのです。(怖っ!)

犯罪に巻き込まれないために

そんな犯罪に巻き込まれないために、もしも「間違って振り込んだ」という連絡がきた場合は、

そちらで「組戻し(くみもどし)」の手続をしてください。

と伝えて、自分は関わらないようにするのが良いみたいです。

振込の組戻しとは、振込資金が受取人口座に着金した後で、振込資金の返却を行う手続のことです。(三井住友銀行公式サイトより)

大金が振り込まれて心配なときは、銀行に相談するのも良いかもしれません。(組戻しをするときは、振り込まれた人の了承を取る必要があるので、いずれにしても連絡が来ますし、それなら本当に銀行なのかわからない電話を受けるよりも、自分から銀行に電話したほうが良くないですか?)

この方法を取ったときのメリット

「そちらで組戻しの手続をしてください。」という対応は、メリットがあります。

(1)自分が関わらずに済む
これはもちろんなんですが…

(2)お金が犯人の手に渡らない
犯人は組戻しの手続きができないので…

(3)犯罪の発覚につながる可能性?
組戻しが多い口座とか人とか、何らかのチェックにひっかかる要素が増える…かな…と思ってみたりします。

怖いですね~

もちろん、そんな変な連絡が来ないことが一番良いのですが、一応心の準備だけは…ね。

ご注意

この記事の内容は、素人が勝手に想像して考えたことです。最適な方法ではないかもしれません。ご自身で考えてみてください。

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